■ フェルトのぬいぐるみについて

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2010年8月21日

山を越えろ!

「山を越えろ!」をイメージして作った初めてのフェルト作品。デザインは僕で、カラーと裁縫は奥さんです。

ひさびさにぬいぐるみを作ったので、フェルトのぬいぐるみ作りのきっかけの話でも残そうと思います。

元々僕はサイに限らず、2次元の物を趣味で作ってたんです。
でも立体への憧れは強く、「いつかはフィギュアを!」などと思いつつ、陶芸やペーパークラフトなどを作って、立体欲求を満たしてたんです。

そんな気分を抱えた、2009年の11月のことです。
僕と正反対で運動好きなうちの兄が、トレイルランニングの大会に出る事になりました。
トレイルランニングとは獣道まがいの山道を何キロも走りまわる、ハードコアな競技です。僕からしたら「アホみたいに辛そうなのに、ほんとに参加するの!?」というかんじです。

参加を聞いたうちの奥さんは思わず「お守りをつくる!」と言い出しました。
デザインは僕がする事になり、兄風のシルエットが山を跨いでいる「山を越えろ!!」ロゴをイラストレーターでざくっとつくりました。その後、奥さんが必死に縫ってくれました。
一個目は納得がいかずに没にしたりしながらも、どうにか完成したのが右の写真のものです。
この日はかなり濃い1日でした。

この時初めて2次元のものが(膨らんでるだけだとしても)立体になる興奮を味わったのです。
しかも(今名前をしりましたが)ブランケットステッチとフェルトって可愛い!!と電気が走ったのです!

そこでイラストレーターでサイの横向きのデータはあったので、それを加工して型紙を作りました。側面2枚と底面1枚と、耳だけのシンプルなものです。
早速縫い合わせてみました。足の裏があった方が良いという事で、丸い型を追加しまして、出来上がったのが、フェルトのサイシリーズです。

aiデータなので、一回作ったらサイズの拡大縮小も簡単です。大中小や、ちょっと修正してキリンなど、楽しくて色々作りました。
木のぬいぐるみは立ちにくいのが難点ですが、型紙と縫製は大分がんばりました。正直もう作りたくないです(笑)

そんな訳で、ライノランドのフェルトのぬいぐるみは、背景のクッションや毛布は別にして、型紙から縫製、刺繍まで、よしひさが作ってます。縫うのは遅くて大変なので大量生産はできませんが、楽しめる程度にコツコツ作ってます。

ちなみに兄ですが、想像以上に喜んでくれて、実際に持って走ってくれたようです。
そして、40kmを見事完走しました!!
身内の事なのでちょっと恥ずかしいですが、ちょっと泣きました(笑)

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